« ダーバンのELETに本が到着 | メイン | アフリカを「ホットケナイ」 朝日新聞 »

November 08, 2006

訃報:ウィレム・ボタ氏90歳=元南アフリカ大統領

訃報:ウィレム・ボタ氏90歳=元南アフリカ大統領-アフリカ・オセアニア:MSN毎日インタラクティブ

訃報:ウィレム・ボタ氏90歳=元南アフリカ大統領
 南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)の完全撤廃に強く抵抗し、人種平等を求める国際社会から非難され続けたピーター・ウィレム・ボタ元大統領が10月31日、同国西ケープ州の自宅で死去した。90歳。南アフリカ通信が報じた。

 1978年、国民党・白人政権の首相に就任。白人単独支配から、白人、カラード(混血)、インド系で立法・行政を担う「3人種体制」に移行した84年、初の執行大統領に就任した。

 黒人暴動が吹き荒れた86年には全土に非常事態を宣言する一方、国際世論の非難をかわすため服役中のマンデラ氏釈放に向けて動いたが、黒人解放運動については「(黒人は)われわれに求めすぎだ」と冷淡な姿勢だった。過酷な弾圧から「大ワニ」と呼ばれた。

 政権末期、国民党内部でデクラーク氏との権力争いが表面化。弾圧政策に固執する姿勢が閣僚の離反を招き、89年に退陣を迫られ辞任した。

 アパルトヘイト時代の人権弾圧を調べる真実委員会からの召還を拒否。98年「わたしは神の前でしか許しを請わない」との声明を発表し、再び強い反発を買った。’(ヨハネスブルク共同)

毎日新聞 2006年11月1日 9時47分

投稿者 KONDO : November 8, 2006 09:16 AM

コメント

コメントしてください




保存しますか?