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TAAAの活動日誌 2002-2009年

2005年7月31日

講演とワークショップ「南アフリカの子どもたちに応えて」を開催

2005年7月31日14時より、埼玉県労働会館3階第4会議室(さいたま市浦和区)にて、講演とワークショップ 「南アフリカ(以下南ア)の子どもたちに応えて」を開催いたしました。講演については、南ア連絡員の 平林薫を迎えて定期的に開催しておりますが、今回は新しい試みとしてワークショップも合わせて実施い たしました。


第1部の講演では、南アの状況、移動図書館の運行、子どもたちや教師の反響、独立行政法人 国際協力 機構(JICA)との共同事業(HIV/AIDSピア教育プロジェクト)を中心に話が進みました。現在南アは民主 化して11年になりますが、大多数の黒人は厳しい生活を余儀なくされています。特に教育についてはかな り遅れていますが、TAAAを通じて日本から贈られた英語の本や移動図書館は大変貴重なものであり、現在 はハウテン州、クワズールーナタール州、西ケープ州の3州で活用されています。今後も州の教育省を巻き 込んでいくことで、全9州への着実な展開を目指しています。



活動報告をする平林さん


第2部のワークショップでは、TAAAの支援地域と似た状況にある地区を想定し、課題の洗い出しと解決策を 話し合いました。まず、参加者にそれぞれ付箋が配られ、思いつくままに課題と解決策を記述していきます。 次に、それをホワイトボードに貼り出して分類します。その結果、「インフラ」「産業・農業」「教育」 「保健・医療」「コミュニティ」に分けることができました。参加者各自はそれぞれ興味のあるカテゴリー ごとにグループとなり、地域改善の糸口となるようなストーリーを編んでいきます。最後にグループ代表が 発表しましたが、“それぞれのテーマは関連がある”、“やはりお金が必要”といった共通認識がありました。



前日ケープタウンから帰国したばかりの武藤さん


 今回の報告会は、講演とワークショップを組み合わせることで長時間となりましたが、いくつか利点があり ました。第1に、講演で得た知識をワークショップの話し合いでさらに深めることができたこと。第2に、参加 者同士のコミュニケーションが活性化したこと。第3に、今後TAAAが南アで活動を継続するにあたってヒントと なるようなアイディアが出たことです。次回の報告会は2005年10月初旬を予定しています。ぜひお誘い合わせの 上お出でください。そして、南アの子どもたちのため、引き続きTAAAへのご支援をよろしくお願いいたします。
以 上


文・丸岡晶さん
写真・田所誠三さん

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