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活動地域のMAPTAAA活動日誌

図書   学校図書支援活動プロジェクト

一冊の本が人生を変える

背景


電気のない教室で本を読む少女

 地方の学校には図書室がなく、教科書以外の本はほとんどありません。まわりにも本屋さんや公共図書室はなく、本を読む習慣がありません。
 対象地域の母語はズールー語ですが、小学校4年生からすべての授業は英語になるため、母語と英語両方の基礎力を身につけていないと、その後の学力の積み重ねができません。先生の数も限られているなか、学校に図書があれば、読書をすることで母語と英語を向上することができます。


現地での活動

 図書室のない小学校から高校までを対象に、図書の導入から図書室の自主運営ができるまで支援をしています。

ステップ1 TAAA図書指導員が学校を巡回訪問し指導をします。
  • 生徒たちへ、本を貸し出しながら、本の扱い方を指導します。
  • 教師研修会や巡回指導で、教師への司書教育を始めます。
    教師たちも図書のない環境で育ってきたため、教師への指導は学校図書を定着させるためにとても重要です。

日本から送った移動図書館
ステップ2 図書室を設置し図書委員会を設立します。
  • 各学校に図書室や学級文庫を作ります。 スペースのない学校にはコンテナ図書室を設置します。
  • 日本から送った英語の本や現地で購入した現地語の本を配布して「学校に本がある」環境を作ります。
  • 生徒による図書委員会を設立して活動をサポートします。

読書を楽しむ生徒たち
ステップ3 自主運営ができるように指導します。
  • 自分たちの力で図書運営ができるよう、教師や図書委員会を指導します。
  • 読書習慣を育てる図書活動を推進します。

図書委員会の様子
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