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南アニュース・IZINDABA IZINDABA 第10号 2005年5月7日

ダーバンの気候

IZINDABA 何号でしたっけ? これじゃ、ニュースといえませんね。


ここのところ南アフリカは、特に目立った"悪い"ニュースもなく、比較的穏やかな日々を送っています。 ターボ・ンベキ大統領はほとんど国内にいません。世界中を回り、南アフリカを売り込んで?います。昨日は、各国首脳ではじめて、ベネディクト新ローマ法王と会見をしました。


私自身は、ダーバンに移って一年が過ぎました。南アフリカは本当に広い国だと感じるのは、やはり気候の違いでしょう。5月に入ってもまだこちらはTシャツ一枚でいられます。ジョハネスバーグの5月はセーターにジャケット、夜はコートも必要なくらいでした。寒さが苦手な私は、これだけでもダーバンにいられてハッピー!です。


それくらい暖かい土地なので、夏はかなり暑くなります。ダーバンに住んで驚いたのは、人々(もちろん男性)が上半身裸で道を歩く姿です。若い人もお年よりも、登下校中の生徒までシャツを脱いで歩いているのです。ジョハネスバーグでは決して見かけなかった光景です。


登下校といえば、"緑のおばさん"ならぬ"緑のおじさん"を発見。こちらでは、子供達の多くは歩いて登下校しています。そこで緑のおじさんが大活躍。子供達が渡り終わるまで、どんなに渋滞を引き起こしてもしっかりと車をストップさせています。おじさんは身体を張って車を止めるため、遠くからもわかるように、蛍光の斜めラインの入ったベストを着用しています。


暖かさは植物にも影響を及ぼすようです。秋だというのに、雨がたっぷり降った後にジリジリと暑くなると、何とジャカランダが紫の花を咲かせるのです。これは桜が10月に花を咲かせるようなもの。何て節操のない!ジャカランダはもともと南米から持ち込まれた外国種で、水を多く取るため、実はこちらでは有害な木なのです。特にジョハネスバーグ周辺では、ただでさえ乾燥した土地であるのに、土地固有の植物よりも強いため、伐採するか、もしくはこれ以上植えてはいけないという法律も出されました。私が住んでいたフラットの前は、美しいジャカランダ並木だったのですが、ある日水道管が破裂して、犯人?は"ジャカランダの根"だと聞いて笑ってしまいました。


今こちらでは、スピード違反の罰金がスーパーで払えます。先日、60キロの道路を72キロで走って12キロオーバー、罰金R100という通知がきたのですが、何と"支払いはお近くのスーパーで"。どれだけスピード違反が多いかがうかがわれます。

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